Special Interview Special Interview

myfa開発までの道のり、想い、
ブランド開発秘話などのストーリーを
深掘りしてインタビュー。

東京MD部写真
with 東京MD部
東京MD部のみなさん 東京MD部のみなさん

文具メーカーであるリヒトラブがなぜ推し活サポートグッズを開発しようと思ったのですか。

鈴木(友)

ここ数年「推し活」というカルチャーが盛り上がりを見せており、当社のファイルも推し活グッズの収納用品と
してたくさんの方にお使いいただいています。そこで、文具メーカーとして培った整理整頓のノウハウを注ぎ
込んだ推し活に特化した収納用品を提供したいと思いました。

商品ラインナップはどのように決めたのですか?

商品ラインナップはどのように決めたのですか?

鈴木(友)

実際に熱心に推し活をされている方々にヒアリングを行い、何をどのくらい持っているのか、グッズの整理・保管で悩んでいることなどを吸い上げ、商品に落とし込みました。現在推し活グッズ収納にお使いいただいている4穴のD型リングファイルは勿論、中身のポケット類についても様々なグッズに対応できる幅広いバリエーションをそろえました。
縫製品については、ペンケースやバッグインバッグで蓄積したノウハウを今回の開発に反映しました。例えばコレクションスタンドは当社の既製品のスタンドペンポーチ(HINEMO)がヒントになっています。ファスナーを開けるだけで本体を自立させることができる機構はペンケースでも評価が高かったので今回の製品にも応用しました。

myfa 推し活グッズ

今市場にある「推し活」グッズとmyfaの違いはなんですか?

岡田

大きな違いは「大切なグッズを綺麗に整理・保管したい」、「お出かけやライブに持っていきたい」というどちらの思いも叶えることができる幅広いラインナップであるところです。また、デザインはシンプルさを追求しました。これは、日常生活で使いやすいだけでなく、ユーザーの皆様にデコレーションやアレンジしていただきやすいようにという想いがあります。

myfa デコレーションシール
myfaジャケット

myfaの世界観を表現するために、
インフルエンサーのasuka氏を起用した理由を教えてください。

北原

文具メーカーならではの視点で考えた商品の特徴やクオリティーに自信がありますが、実際に推し活をされている方に気付いていただけるか、受け入れてもらえるのかは、課題に感じていました。推し活をされている方はSNSを利用して積極的に情報交換や情報収集をされているため、SNSとの連携は不可欠です。
そこで、より広くmyfaシリーズを知っていただくために、イラストレーターであり、推し活インフルエンサーでもあるasukaさんにお声掛けしました。販促イラストやマンガ、シールのデザインを手掛けて頂きmyfaの世界観を素敵に作りこんでいただきました。
また、asukaさんのSNSを通じて、今の推し活を楽しんでいる方々に知っていただければ嬉しいです。

カラーラインナップ

開発する上で苦労した点はありますか?

鈴木(勇)

縫製品のカラーラインナップの選定です。「推し色」をくまなく調べましたが、非常に細分化されており、全ての推し色をおさえられる訳ではないので、相当な時間をかけて何色にするか、どの組み合わせにするかなど検証しました。最終的に推し活で定番の6色に加え、自分で好きな色にアレンジしやすいベーシックなカラー(ベージュ・ブラック)を採用しました。彩度や明度にこだわりどの色も若干くすませることで、普段使いもしやすいカラーを目指しました。
また、ポケットなどに使用している透明素材の決定にもかなりの時間がかかりました。多くの商品で透明PVC※1を用いていますが、PVCの透明度だけを求めてしまうと収納物が張り付きやすくなってしまうんです。そこで様々なPVCからあえて表面に少し凹凸のついたPVCを採用し、収納物の見え方と張り付きにくさのバランスをとりました。
※1 ポリ塩化ビニル

myfa コレクションポケット 9ポケット

商品のここを見てほしいという“推しポイント”はありますか?

鈴木(友)

様々な推し活グッズの形状に対応しているところです。大事なグッズは硬質ケースやスリーブに入れて収納する方も多いと知りました。そのため、商品のポケットはあえて大き目にして、硬質ケースやスリーブに入れたまま収納できるような仕様となっています。

岡田

コレクションポケットもトレーディングカード用は大きめのカードや硬質ケースに対応できるサイズです。そのため、一般的なファイルにとじると表紙からはみ出してしまいますが、綴じ穴の位置を調整したことで下からのはみ出しを防ぎ、ファイルを立てて収納した際にポケットや収納物が擦れず傷みにくい仕様です。

myfa うちわコレクションファイル

北原

うちわについても、日本で主流の形状とは異なり、いくつかの韓流人気グループは持ち手の下部が膨らんでいることがわかりました。なのでうちわコレクションファイルはどちらにも対応できるよう、意図的に持ち手部は幅広に設計しています。
また、保護用の袋に入れたまま収納できるサイズや、うちわと一緒にチケットやカードなどが収納できるポケットも、特徴的な仕様だと思います。

myfa コレクションバインダー

推し活特有の文化から企画した製品はありますか?

鈴木(勇)

コレクションスタンドはファスナーを開くと自立して、一瞬で祭壇※2を作ることができます。また、ファスナーを閉じるとコンパクトになるため、ホテルなどでの推し会におすすめです。勿論ポケットの大きさ、レイアウトにはこだわっています。
※2 アイドルやキャラクターなどのグッズや写真を一か所に集め、ディスプレイした状態の場所や飾りつけのこと。

鈴木(友)

カードスタンドケースは、推しグッズを食べ物と一緒に撮るという文化から企画しました。簡単にスタンドできパスケースにもなるので、いろいろな場所に持ち歩いてほしいです。

最後に。

最後に。

岡田

推し活は一時の流行ではなく、生活に根付いていくカルチャーだと思います。皆様にmyfaを使っていただき、更に楽しい推し活ライフを送っていただければと思います。

with asuka with asuka
asukaさん

ガーリーなテイストで、トレンドを捉えたファッションやメイクを描く。
インスタグラムのフォロワー7.3万人を持つ人気イラストレーター。
最近は実姉との姉妹コンビ「ASUMINA」として推し活漫画やアニメーションを
制作するなど、活動の幅を広げている。

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推し活について 推し活について

asukaさんは近年の『推し活』をどのように感じられていますか?

近年は、「推し活」がひとつのトレンドになっていると強く感じています。
4人に1人が推し活をしていると言われる時代ですが、推し活をしている人が急増しているのみではなく、そもそも推し活をしていた人が「推しがいる」と公言しやすい社会になったことも影響しているのではないかと思います。
私は10年ほど前から推し活をしていましたが、当時はまだ漫画やアイドルなどが好きだと公言しにくい雰囲気がありました。私自身も推しがいることを隠すことが多かったのですが、「どうして自分の好きなものを隠さなければいけないのだろう?」というモヤモヤを抱えながら過ごすことも多かったです。グッズを可愛らしく収納したり、お洒落な服を着てライブに行ったりもしていましたが、それも「オタバレしない」ための予防のようなものでした。それが近年では、「推し活を楽しむ」ためのものにシフトチェンジされつつあります。私が推し活イラストを描き始めたのも、「推しを応援する人を応援したい」という思いからであるため、自分の好きなものを隠さなくていい社会に変化していっていることを、とても素敵なことだと感じています。

asukaさん書き下ろし漫画より抜粋 asukaさん書き下ろし漫画より抜粋

asukaさんにとっての『推し』とはどのような存在でしょうか?

私にとっての推しとは、「何よりも尊敬できる存在」です。
推しのちょっとした発言にハッと気づかされたり、推しのパフォーマンスに勇気付けられたりと、推しの生き様や姿勢は「自分もこうでありたい」と背筋を伸ばさせてくれます。ライブに行ったりグッズを買ったりするのも、推しに献身的に尽くしたいからというよりは、大切なことを沢山気づかせてくれる推しへの感謝の気持ちとしてやっています。応援しているつもりが、寧ろ励まされることの方が多いですね。

asukaさんが『推し活』を始めたきっかけを教えてください。

漫画やアニメが好きな親と姉兄の影響もあり、物心ついた頃から「推し」と呼べるほど好きなキャラクターや人物が常にいたように思います。本格的に推し活を始めたのは中学生の頃です。その年齢になると自分で使えるお金も増え、行動範囲も広がるので、ライブに行ったりグッズを買ったりしていました。

myfa デコレーションポーチミニ

『推し活』の広がりに伴って、
様々なグッズを収納するアイテムが発売されています。
収納アイテムを選ぶポイントはどのようなところでしょうか?

収納アイテムは、ライブなどに推しのグッズを持っていく時に使うことが殆どなので、荷物にかさばらないこと・服や持ち物に馴染むデザインという2点を重視しています。ライブに行くときはなるべく荷物を減らして身軽にしたいのと、収納アイテムを参戦服に馴染ませたいためです。またカラーバリエーションが豊富だと、色々な参戦服や推しのメンバーカラーに合わせやすいので有難いですね。

myfa カードスタンドケース

『myfa』シリーズの中で、
実際に使ってみたい商品を教えてください。

好きなカードを立てて飾れる、「カードスタンドケース」です。
推しのトレカは鞄に入れただけだと少し探しにくいので、鞄につけて持ち運べるところが便利だと感じました。シンプルだけど服に馴染むデザインで、シールでデコれるのも嬉しいポイントですね。ライブ前にカフェ巡りなどをするので、ドリンクの横にカードスタンドケースを立てて写真を撮ったりするのも可愛いだろうなと思います。『myfa』シリーズはカラーバリエーションが豊富なのも嬉しいです。

myfaについて myfaについて

[ 今回、asukaさんに『myfa』のブランドロゴや、販促イラスト、シールのデザインを手掛けて頂きました。]

ブランドロゴデザインのこだわった点を教えてください。

日常に溶け込む、普段使いしやすいロゴデザインを心がけました。
”my favorite”の略で”myfa”なので、手書きの筆記体で「自分だけのお気に入り」感を強めました。シンプルながらもお洒落な雰囲気を出せたと思います。

myfaロゴ myfaロゴ
myfa イラスト画像

手掛けて頂いたイラストの中で特に描くのが楽しかったものはありますか?
また、イラストの中のお気に入りのポイントがあれば教えてください。

どのイラストもお気に入りですが、イエローのコレクションバインダーを持った女の子のイラストが、特に描いていて楽しかったです。ライブホールの前で推しのアクスタが入ったコレクションバインダーを広げている場面をイラストにしました。ライブ前のワクワクが伝わるようなイラストにできたかなと思います。女の子の推しのメンバーカラーを黄色に設定したのですが、カーディガンのイエローとデコレーションポーチのイエローがコーデの差し色になっていてお気に入りです。

myfa デコレーションシール

デコレーションシールのモチーフやカラーのこだわりはありますか?
また、どんな風に使ってほしいと思われますか?

推しのメンバーカラーに合わせて使用できるように、バリエーションを豊富にしました。スイーツやお花など普段使いしやすいモチーフ以外にも、うちわやペンライトなど推し活特有のモチーフも使いやすくデザインしました。推しを動物に例えることもあるので、アニマルモチーフにもこだわっています。